命を救う「チョコ募金」 今年も受け付け開始

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チョコ募金をするともらえるチョコ缶。イラクやシリアの子どもたちが描いた花や動物の絵がデザインされている

イラクの小児がん患者やシリア難民に医薬品などを送るNPO法人「日本イラク医療支援ネットワーク(JIM―NET)」(東京都新宿区)のチョコ募金が、今年も始まった。六花亭製菓(北海道帯広市)のチョコレートが入った缶を販売し、現地の子どもたちを応援する取り組み。代表を務める諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さん(72)=茅野市=は「今年も温かなご支援をよろしくお願いします」と呼び掛けている。

JIM―NETはイラク戦争をきっかけに2004年に設立。イラク小児がん病院への支援や、患者の教育支援や心のケア、家族の宿泊場所を提供する小児がん総合支援施設(JIM―NETハウス)の運営、シリア難民支援、福島の子どもたちを放射能から守る活動に取り組んでいる。

募金は今年で16回目。缶のイラストはJIM―NETが支援するイラクやシリアの少女たちの作品をあしらっている。このうち「王冠と青い花」のイラストは、成績優秀で絵が大好きだったディルガシュさんが、白血病と闘いながら描いた。ディルガシュさんは今年9月、12歳で亡くなったという。

チョコは4缶入り1セット2200円。チョコの味はホワイト、モカ、ミルクの3種類。今年は10万缶を用意し、11月16日の受け付け開始から1週間で4万缶分の注文が入ったという。鎌田さんは「今までにない人気に驚きました。寄付文化が進んだかなと思います」と話す。

この募金で、イラクの四つの小児がん病院に薬を送ることや、難民キャンプの妊産婦にエコー検診を行うことができる。また、JIM―NETハウスの運営や、福島の子どもたちを支援する団体への助成などに役立てられる。さらに、チョコの詰め込みや梱包、発送作業を担当する北海道の障がい者施設の支援にもつながるという。

鎌田さんは「僕たちが15年間、イラクの病気の子どもや難民キャンプの子どもの命を助ける活動を続けてきたことは現地のマスコミにも扱われ、親日的な意識がすごく高い。しばらくはイラクの石油が日本のエネルギーの生命線になると思う。イラクの子どもをぜひ応援してもらえるとありがたい」と話している。

申し込みは、平日の午前10時~午後4時にJIM―NET(電話03・6908・8473)へ。

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