アンフォルメル中川村美術館 修繕完了し再開

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リニューアルオープンするアンフォルメル中川村美術館

中川村が同村大草のアンフォルメル中川村美術館で進めていた修繕工事が完了し、10日にリニューアルオープンする。施設の独創的な外観はそのままに、経年劣化により傷んだ箇所を補修し空調設備を設けるなど、観覧しやすく居心地の良い空間を整えた。

斬新なデザインの同館は、日本建築学会賞を受賞した前衛建築家の毛綱毅曠(1941~2001年)が設計。1993年に開館し、平屋建てで床面積は約300平方メートル。

修繕工事では、傷んだテラスの床材を、耐久性の高い人工木に張り替えた。色落ちが進む本館エントランスホールの鉄製棒などを塗装し、鮮やかな赤色に復元。アトリエ棟にはエアコンを設置し、屋外トイレを和式から洋式へと変更。水漏れしていた箇所では防水工事を行うなど、各所に手を入れた。17日から約2カ月間、県内出身の女性作家の作品展を順次開く予定だ。

同館は、1950年代にフランスで展開された前衛芸術運動「アンフォルメル」をテーマにした国内唯一の美術館。かつての所有者でフランス芸術文化勲章を受章した画家、鈴木崧(1898~1998年)の絵画や収集品などのアンフォルメル作品が所蔵されている。コロナ禍以前の年間来場者数は約2000人で、近年は増加傾向にあったという。

村教育委員会事務局は「文化的価値のある建物。完成当時の形を大切にし、きれいにしたので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。

問い合わせは同館(電話0265・88・2680)へ。

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